コンピュータを乗っ取り、不正な攻撃やスパムの送付などを行うプログラムをボットと呼ぶ。「ボット」とはロボットのことである。乗っ取られたPCは「ゾンビPC」と呼ばれ、DoS攻撃やスパムの送信などに利用されている。全世界では100万台のゾンビPCが活動しているという見積もりもある(Honeynet Project 2005年3月)。こうしたゾンビの集合体がボットネットを形成し、大規模な攻撃の「兵隊」として利用される恐れもある。ボットも増え続けて2005年第2四半期には1万3000件近くになっているという(米McAfee)。
ゾンビPCの数が増えれば増えるほど、送信元のフィルタリングによる攻撃防止は難しくなる。これが新しい脅威として世界中を悩ませているのである。また、ボットが垂れ流すトラフィックの量も馬鹿にならない。
ボットネットはある意味グリッドコンピューティングと似ている気がするが、もたらすアウトプットは大違いである。今のところ我々にできることは、各自がセキュリティ対策をしっかり行い、自らのPCがゾンビにならないように気をつけることしかないようだ。