繰り返される失態、懲りない関係者――。原子力発電所の保守点検資料が流出していた事件(三菱電機子会社社員のPCが流出元)で大きなニュースになったにも関わらず、当事者の危機感はまったく改善されていないようだ。
今度は経済産業省原子力安全・保安院検査官のPCから原発の検査資料などがインターネットに流出したという(読売新聞 7/22 など)。検査官のPCにはWinnyが入っており(まただ!)、暴露ウイルスに感染して情報が流出したらしい。
保安院では今回の事件を受け、PCの持ち帰りには上司の許可を受ける、ファイル交換ソフトの入ったパソコンを使用しない、ファイルにパスワードをかけるなどの規則を設けたというが、この程度の規則で本当に効力があるのか? 民間企業でははるかに厳しい「情報管理規則」を設け、中小企業と言えども情報保護対策に追われて悲鳴を上げている中、こともあろうに原発の情報を管理している人間がこの程度のセキュリティ意識というのは、かなりの重症なのでは? この分だとテロ対策も穴だらけかもしれない。一度テロリストに話を聞いてみたいが、「日本の原発?楽勝楽勝!」という答えが返ってこないことを祈るばかりだ。