ネット銀行での不正送金の脅威は、スパイウェアだけではなかった――。ジャパンネット銀行で、ファイル交換ソフト「ウィニー」の利用が原因で流出したパスワードを使って50万円を不正に引き出したと見られる事件が発生したという(10/22 毎日新聞)。
ウィニーの暴露ウイルスによる情報漏洩事件は今年だけでも数知れず、それらの情報が「活用」される段階、つまりネット犯罪の第2ステージにコマを進めたことになる。もともと情報は「盗む」だけでは意味がなく、それを利用して(利益を得て)なんぼである。その意味では、いよいよ本当の恐怖がやってきた、と言うべきだろう。
奇しくも、ATMでの盗撮事件が大きなニュースとなっている。暗証番号だけでなく、キャッシュカードの個人名や口座番号も読み取れていたことが判明し、個人情報の取得が目的だったと見られている(この事件は思いのほか早く容疑者が逮捕された)。もしそうだとすると、UFJ銀行の利用者は、これからが本当に注意を払うべき時なのである。家の鍵が盗まれたと分かった時、あなたならどうしますか?