「Google Desktop 3 for Enterprise」のベータ版が2月21日公開されたとのこと(MYCOM PC WEB 2/23)。先に公開された個人向けの「Google Desktop 3 」に対して、Enterpriseでは管理者による管理機能が備わっているため、セキュリティ上の懸念に対応されているとしている。
そのセキュリティ上の懸念とは何か。Google Desktop 3では、複数のパソコンに対してデスクトップ検索を実行できる「Search Across Computer」という機能がある。Google Desktopはパソコン内のファイルをインデックス化してデータベースにし、検索するツールである。このインデックスデータをGoogle内サーバにコピーしてしまおう、というのが新機能の発想で、これによってどこからでもデスクトップ検索でき、複数のパソコンのデータを同時に検索することができるようになる。自宅のPCと会社のPCから同時にファイルを検索…かなり画期的な機能だが、問題になっているのは情報流出やプライバシー侵害の問題だ。
パソコン内の個人データや機密情報が、検索のためとはいえ、物理的に社外にどんどん流れ出てしまうことを意味しているため、セキュリティポリシー的にもNGとなる企業も多いのではないか。GmailなどのWebメールも似たようなものだが、メールは危険性を分かった上で運用しているのに対し、外部のサーバに保存されることを「想定されていない」ローカルファイルはあまりに無防備だ。
Enterpriseがこの懸念を払拭しているというのは、つまりSearch Across Computerをオフにできるというだけのことのようだ。それなら確かに安全だが、それでいいのだろうか。