最新ウイルストレンド:トピックス:セキュログ―セキュリティの最新動向
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(2006.04.08)
最新ウイルストレンド

トレンドマイクロ社が毎月発表している「ウイルス感染被害マンスリーレポート」の3月度版が公開された(4/4)。被害件数の多かったウイルスのベスト10が明らかになっており、ウイルスのトレンドを見る上では手っ取り早い資料である。

3月の特徴は、1位の「SPYW_GATOR」を筆頭に、スパイウェアが1種、アドウェアが5種もランクインしていることだろう。ワーム型の2種と比べると、今はアドウェア全盛時代と言える。

ちなみに、昨年3月のレポートでは、ワーム型が4種、トロイの木馬型が5種ランクインしており、トレンドが変化している様子が顕著に見て取れる。1位には「WORM_RBOT」が入るなど、ボット系の不正プログラムが猛威をふるっていた頃でもある。しかしながらこの「WORM_RBOT」、今年3月のレポートでも2位にランクインしており、未だに健在なのだ。

世間を騒がせているWinny関連ウイルスだが、感染報告自体は少ないようである。数は少なくても被害は大きい、悪性の強いウイルスというわけだ。その種類も「ANTINNY」「山田オルタナティブ」に加え、「2ちゃんねる」掲示板に書き込むウイルスが登場しているという。そしてさらには、決められた内容の書き込みだけを行う一見単純なウイルス「TROJ_KAKKEYS」の亜種も多く登場した。その内容が爆破予告や首相暗殺予告などであることから「小泉ウイルス」などとも呼ばれているらしいが、愉快犯的な特徴からは昔ながらのウイルスを彷彿とさせる。

PCとPDAの両方に感染するウイルス「WORM_CXOVER.A」も初めて確認された「クロスオーバーウイルス」として取り上げられている。

こうしてウイルスの歴史を遡ってみるのも興味深いので、2001年~2005年までの年間レポート1位もついでに取り上げておこう。

2005年度1位 WORM_NETSKY(ワーム型)
2004年度1位 WORM_NETSKY(ワーム型)
2003年度1位 WORM_KLEZ(ワーム型)
2002年度1位 WORM_KLEZ(ワーム型)
2001年度1位 MTX(ファイル感染型)

2001年は5位に「WORM_SIRCAM.A」、6位に「NIMDA」、圏外には「CodeRed」など歴史に残るウイルスが流行した歴史的な年だった。過去の傾向では、大流行したウイルスの蔓延は2年ぐらい持続しており、スパイウェア・アドウェアの流行も当分おさまりそうにない。

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