ウイルス被害件数:もう一つのデータ:トピックス:セキュログ―セキュリティの最新動向
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(2006.04.09)
ウイルス被害件数:もう一つのデータ

コンピュータウイルスに関するデータとしては、トレンドマイクロ社が公表しているものの他に、IPA/ISECが毎月公開している「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」もある。トレンドマイクロのデータとは視点も異なり、結果も違ったものになっているので、合わせて分析してみると面白い。

結果を見る前に、母数とカウント方法について比較しておこう。

<トレンドマイクロ社のデータ>
・3月の総報告数は6993件
・日本のトレンドマイクロサポートセンターに寄せられた被害件数
・ウイルス発見のみの件数も含む
・亜種もまとめてカウント

<IPA/ISECのデータ>
・検出数と届出件数があるが、3月の検出数は約256万個、届出件数は4,270件
・検出数は届出者から寄せられたウイルスの発見数、届出件数は同じ届出者から同一発見日で同一種類のウイルス検出の場合は届出1件としてカウント
※スパイウェアは含まれていないようだ

上記を踏まえ、IPA/ISECのウイルス届出件数ランキングを見てみる。
Netsky 988件
Mytob 531件
Bagle 449件
Mydoom 298件
Mywife 288件
Klez 195件
Lovgate 147件
その他 1374件

言うまでもなく、IPA/ISECのデータの方が母数も多くベンダニュートラルな情報のため、日本全国のデータ精度としては高い。

ここで注目しておきたいデータは、ウイルス届出件数の年別推移である。2001年~2003年までは2万~2万5千件程度だったのが、2004年には急増して5万件を超え、2005年は過去最高の54,174件を記録、今年も昨年とほぼ同様の水準を保っているということである。主なトピックを拾ってみると、

2003年 MSBlaster、Welchiaが出現
2004年 Netskyが出現
2005年 Mytobが出現

といったところだ。
ニュースにはならないが、スパイウェアと違って「ビジネスにはならない」コンピュータウイルスも相変わらず衰えていないということである。

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