IBMのPC事業がLenovoに買収され、レノボ・ジャパンが設立されてから早一年が経とうとしているが、ここのところ「セキュリティ分野」におけるIBMの発表が目立っているようである。こんなところにもIBMの変貌ぶりが垣間見えるかもしれない。
以前紹介したハニーポットを利用したワーム検出ソリューションに続き、今度はハードウェアのセキュリティ技術「SecureBlue」を発表したようだ(japan.internet.com 4/12)。もともとがハードウェアの企業だけにハード寄りの技術は相変わらず得意なようだが、メインフレームなどで使われているマイクロプロセッサに組み込み可能なハードウェア技術をパソコンや携帯電話、PDAなどでも実現するアーキテクチャだという。
とはいえ情報はここまで。詳細についてはほとんど公開されておらず、普及に懐疑的な見方をする向きもあるようだ。データの暗号・復号化をハードウェアベースで行うため、処理速度や改竄に強い利点はあるが、それが本当に顧客のニーズに合っているのか?というのがその理由(PGP Andrew Krcik 氏談)。
対象製品が対象製品だけに、コンシューマも当然ターゲットになってくるはずだが、一番の問題は価格になるだろう。IBMの開発力は優れているが、マーケティング戦略はどうか。玄人受けする技術になりそうな感じがしないでもないが、新しい技術は楽しみではある。