Winnyのウイルスに感染し、重要な情報が流出しててんやわんや、というニュースは聞き飽きるほど聞いた。そして、「Winnyが内部告発 」でも触れたとおり、時にはそれが表に出てはならない「裏情報」であることもある。今回発覚した情報流出事件もその一つ。
大阪市の水道コンサルタント会社「日本理水設計」担当者の私物PCがWinnyウイルスに感染し、大分県宇佐市の公共事業指名競争入札を巡る国会議員への口利き依頼文などが流出したという(毎日新聞 4/17)。同社は取材に対し、「面会はしたが、実際には依頼文は出していない」などと釈明しているらしいが、果たしてそんなことがあるだろうか。
さて、いままで悪者扱いされてきた「Winny」だが、なかなかどうして痛快なスクープを飛ばす敏腕記者ではないか。WinnyをインストールしたPCでは悪いことはできない、そんな抑止効果にもなるかもしれない。かつて2ちゃんねるでの告発が企業にとっての脅威となったように、思わぬ企業の「透明化」に一役買っているのは皮肉である。