セキュリティ意識が高まれば、それを逆手に取る犯罪者も現れる――まさにいたちごっこである。
1つ目はウェブルート・ソフトウェア社の情報として、スパイウェア対策ソフトを語るアドウェア(WinAntiSpyware)出現の報道(ITPro 5/1)。スパイウェアに感染していないのに感染の警告を出し、駆除のために有償版対策ソフトを購入させるプログラムだという。ミイラ取りがミイラに…な話なのか?
2つ目はウイルス対策ソフトの押し売り注意!の話(ITPro 5/1)。勝手にダウンロードされたプログラムがウイルス感染の警告を出し、対策ソフトの購入を押し売りする行為が4月に入って急増しているとして、IPAが警告している。ここで「ん?」と思った方もいるかもしれないが、IPAの警告する押し売りソフトが実は「WinAntiSpyware」なのではないかという見方もあり、この2つのニュースは実は同一の事実という可能性もある。
いずれにせよ、どちらも利用者の不安につけこんだ悪質な詐欺の一種で、またしても注意すべき事柄が増えたということだ。