セキュア・ジャパン2006(案) では、全国の小・中・高校生を対象に情報セキュリティ対策標語を募集するとの記載があったが、まさにその一貫と思われる「情報セキュリティ標語2006」の審査委員会がIPAによって開催され、入選作品が発表された(5/12)。
セキュリティ教育の一端でもあるのだろうが、単なるスローガンと侮るなかれ、セキュリティの本質を突いた鋭い標語もある。
大賞の「ネットで繋がる無限の世界 明暗決めるはあなたの手」は高校生の作品だが、WinnyやShareで流出事故を起こした人にとっては耳の痛い標語。同じく中学生の作品「情報は 流れだしたら 止まらない」も痛烈だ。
「ケータイは持って天国 落として地獄」も巧い。現在の法律では落とした携帯の持ち主が現れなければ、拾った人のものになってしまう。そこで遺失物法の改正論議が進められているところでもある。
小学生の作品「パスワード ともだちにだって ないしょだよ」はかわいらしい標語だが、決して馬鹿にはできない。いまだにパスワードを付箋に書いてパソコンなどに貼りつけている人はいる。直接誰かに教えていなくとも、同じ事である。
街中などで見かける標語の類はどことなく胡散臭さを感じるものだが、学生・児童のうちからセキュリティのリテラシーを身につけていくことは非常に重要だと思う。その一つとしてこうした広報戦略はそれなりに意義のあることだろう。